3D モーションセンサ

デベロッパーズキット

 数年前までは、高価なワーク・ステーションでしか実現できなかった、リアルタイム3DCG(3次元コンピュータ・グラフィックス)も、家庭用のパソコンやゲーム機で、当たり前のように利用できるようになりました。今では、新作ゲームの大半で3DCGが活用されており、またパソコンを使って3DCGアニメーションを創作するクリエイターも、数多く誕生しています。
 しかし、それにともなってクローズアップされてきたのが、3DCGを操作するインターフェースの問題です。たとえば、3D空間で戦闘を繰り広げるパソコンゲームとして世界的に有名な「Quake3」は、上下左右の矢印キーで歩く方向を指示し、マウスを使って銃の向きを指示するようになっています。これは、直感的でなく、非常に混乱しやすいやり方ですが、既存のコンピュータ・インターフェースでは、これ以上の操作性を実現するのは不可能でした。
 これまでのコンピュータ・インターフェースは、マウスなどのように、2次元の画面を操作することしか考えていませんでした。しかし、本格的に3D空間を操るためには、それにふさわしいインターフェース、たとえば3次元マウスやHMDのトラッカーといった、新しい入出力装置が必要です。この新しいインターフェースを実現するには、物体の位置や姿勢、動きなどの3Dモーションを検出する、コンパクトで高性能なセンサが欠かせません。また、このようなセンサがあれば、携帯電話や携帯情報端末の分野で、巨大なマーケットになると期待される、位置情報サービスの精度も飛躍的に高める事が可能です。3Dモーション情報は、21世紀のIT分野で幅広く応用されていくことでしょう。