|
(1)周囲温度について
装置に搭載されたリレーの周囲温度は、指定の「使用温度範囲」内でご使用ください。これを越える温度領域で使用した場合、絶縁性や接点性能に悪影響を与える恐れがあります。なお、周囲温度とリレーの駆動条件との関係については、3
項の「駆動方法についてのご注意」を参照ください。
(2)湿度について
リレーを、高湿度(RH85 %以上)の環境で長時間使用した場合、リレー内部に水分を吸収する恐れがあります。この水分と接点開閉時のグロー放電によって生じるNOx
、SOx が結合し、硝酸や硫酸を生成する場合があります。この場合、生成された酸がリレーを構成する金属を腐食し、リレーの動作障害を起こすことがあります。このような高湿度環境でのご使用は避けてください。
(3)雰囲気について
リレーを硫化ガス(H2S ,SO2 )、硝酸ガス(HNO3
)、アンモニア(NH3 )、シリコン揮発ガス等の濃度の高い雰囲気中で使用しますと、接触不良その他の機能障害の原因となります。このような雰囲気でのご使用は避けてください。
(4)気圧について
リレーは常圧(810 〜1200hpa )条件のもとで一定の気密性を保持しますが、これ以外の気圧条件では気密性が
損なわれたり、変形による機能障害を起こすことがあります。常圧条件以外のご使用は避けてください。
(5)振動・衝撃について
リレーの耐振・耐衝撃性は、カタログに記載の通りで、これ以上の条件では、誤動作したり、破損したりすることがあります。これ以下の振動、衝撃条件でご使用ください。特に使用前の状態でも、リレーの耐震・耐衝撃性条件を越える振動・衝撃荷重が繰り返し加わると、リレーが
誤動作し、接点の粘着などの機能障害が発生する場合がありますので避けてください。リレー近くに搭載されたスナップスイッチの操作や、電磁石の動作等による衝撃で誤動作する事がありますので、ご注意ください。
(6)磁界の影響について
NEC トーキン のミニチュアリレーは、外部磁界の影響による誤動作が起こりにくい磁気回路構造を採用しています。しかし、リレー近傍に実装されたトランス,スピーカ、マグネット等の漏洩磁束の影響で、感動電圧、開放電圧、動作時間、復旧時間等の動作特性が変化することがあります。これらの特性変化が問題となる用途では、磁気シールド等の対策が必要です。また、多数のミニチュアリレーを高密度実装した場合も、個々のリレーの漏洩磁界の干渉を受けて、感動電圧、開放電圧、動作時間、復旧時間等の動作特性が変化することがあります。図12
にシグナルリレーEA2 シリーズの実装、励磁条件と感動電圧の変化率の一例を示します。これらの特性変化が問題となる用途では、実装密度を低くする必要があります。
図15 密着実装による感動電圧の変化例
|