一口に圧電デバイスといっても、その応用範囲は広く、とても全貌を語り尽くす事はできません。
そこで、ここでは圧電アクチュエータについて、当社の取組みをご紹介しましょう。 |
| 圧電アクチュエータには、油圧や空気圧、電磁式など、他のタイプには真似のできない、優れた特徴がいくつも備わっています。0.01 ミリ秒の応答性。0.01ミクロンの精密な動き。低い消費電力。そして、1平方ミリあたり3キログラムの強い力。これらのほとんどは、他に比べて何桁も優る特性です。 |
| 当社では、全面電極という技術を使って、圧電セラミックスの薄い層と、電極層を交互に200 〜 300 層ほど積層した、積層圧電アクチュエータを提供しています。全面電極は、その名の通り、電極がセラミックス層全体に一様に広がるシンプルな構造です。この構造では、まず圧電セラミックスと電極の積層体を、大きな固まりとして作り、後から必要なサイズや形に切り分け、最後に電極をつけてアクチュエータに仕上げられます。そのため、他では真似のできない、0.6 ミリ角の小さな素子や、円柱形や円筒形、リング型などにも加工が可能。限られた組み込みスペースや、特殊な形状が要求されるアプリケーションにも幅広く対応できるのです。 |
圧電アクチュエータは、従来、半導体製造や産業装置などの精密制御に広く用いられてきました。一方、近年は、民生用途として、デジタルカメラやカメラ付き携帯での応用が、急速に拡大しています。高機能を追求するデジタルカメラでは、より精細な画像を求めて画素数が増加し、小型で10倍以上のズーム機能を持たせた製品も多く登場しています。そのため、手ぶれ補正機能が、デジタルカメラの必須の機能となりつつあります。圧電アクチュエータはこの手ぶれ補正の他、オートフォーカス用のレンズの駆動や、ズーム機能など、色々なところで利用されています。
消費電力が低く、コンパクトで、高速かつ精密な動作ができる圧電アクチュエータは、従来用途に留まらず、新たな用途を獲得してより一層の利用拡大が進むでしょう。 |
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