2007 年 10 月 1 日
CEATEC JAPAN 2007の見所

 当社(NECトーキン株式会社、社長:仲田武彦 本社:仙台市)は、10月2日(火)〜10月6日(土)に幕張メッセ(日本コンベンションセンター 千葉県美浜区中瀬2−1)にて開催される「CEATEC JAPAN 2007」に出展いたします(HALL6 No.6E113)。主な出展内容は、以下の通りです。



 NECトーキンは革新的デカップリングデバイス「プロードライザ」をはじめ、リチウムイオン二次電池、小型チョークコイル、圧電デバイス、RFIDなど当社の戦略製品を中心に出展します。
 特にラミネートリチウムイオン二次電池は、先端EV・HEV用リチウムイオン二次電池セルや新製品である標準電池パックを展示します。

主な出展製品   ◎は新製品です。
・新デカップリングデバイス 「プロードライザ」
Fケース(16.7×12.1×2.5mm)、◎Dケース(9.5×5.5×2.0mm)
 「プロードライザ」は、ギガヘルツ帯までの広い周波数帯域でノイズを吸収するとともに、素早く電流を供給し、電源ラインを安定化させるデカップリングデバイスです。Fケース(16.7×12.1×2.5mm)は1200μFの大容量で、超低ESR、超低ESLの特性を持ち、100kHz〜GHzオーダーの広い周波数領域でかつてない低インピーダンスを実現しました。この程、小型品のDケース(9.5×5.5×2.0mm)をラインナップに加えました。Dケースは薄型TV用に、高さMaxを2.0mmに抑えました。これから伸びる液晶TVでは、これまでよりデータ転送速度の速いメモリ(DDRU)が使われ始め、高周波ノイズの増加が問題になっています。プロードライザは500MHzを越える高周波ノイズ対策に効果的です。




・超低ESR導電性高分子チップタンタルコンデンサ
  「ネオキャパシタPS/Lシリーズ」、「ネオキャパシタPS/Gシリーズ」
  「下面電極仕様 ネオキャパシタF/PSシリーズ」
 導電性高分子タンタルコンデンサ「ネオキャパシタ」は、業界最小のJケース(1608サイズ)から大容量のDケース(7343サイズ、MAX.1000μF)まで幅広く揃えています。
「ネオキャパシタPS/Gシリーズ」はPS/Lと同一形状ながら、更に低ESRになり、6mΩ品を製品化しています。デジタル情報家電のCPUおよび電源周りは、スイッチのオン/オフが激しく繰り返され、またデータ量も膨大なため、大容量でESRが低いネオキャパシタが必需品となっています。
このネオキャパシタに、内部構造を工夫し大容量化した下面電極仕様の「F/PSシリーズ」が加わりました。小型・大容量・低ESRのため、小型携帯機器のCPU周りに最適です。

・ラミネートタイプ リチウムイオン二次電池
 ラミネートリチウムイオン二次電池は、正極材料に世界で初めて安全性の高いマンガンを用いており、電極を積層構造にすることにより内部インピーダンスを低減し、従来のリチウムイオン電池ではできなかった、3C〜10C(※)の大電流放電を可能にしました(大容量タイプ、中容量タイプ)。安全性、軽量、ハイパワーを活かして、電動アシスト自転車やUPS(無停電電源)、草刈り機に採用されたほか、電動工具、さらに通信基地局電源、ソーラー用蓄電池などにも用途を拡げていきます。


(大容量ラミネート電池・セル)

   (※)放電レート:1Cとは電池を1時間で満充電から完全放電状態にする電流値。10Cは従来のリチウムイオン電池の約5倍で、ニッケル水素電池の領域に到達しました。

・先端EV・HEV用リチウムイオン二次電池セル
 今回は先端EV・HEV用リチウムイオン二次電池セルを出品します。マンガン系材料を正極材に採用しており熱安定性が高く、過充電に対する安全性が優れています。またラミネート構造により放熱性が優れ、内部抵抗が低く急速充電が可能です。確かな技術選択と徹底的な品質管理により自動車用途に適した安全性・信頼性を実現しました。

◎大容量マンガンラミネートリチウムイオン電池・標準電池パック
 当社はこれまで様々な市場へマンガンラミネート電池セルを搭載した電池パックを提供してきました。そのノウハウを基に多様なアプリケーションに対応できる標準電池パックを商品化しました。UPS、電動アシスト自転車、ロボット、刈払機等の100Wh以上の容量が必要なアプリケーションの、開発から量産にタイムリーに対応できる標準電池パックです。


  (ラミネート電池・標準電池パック)

・高透磁率ノイズ抑制シート バスタレイド「FK2」
◎環境対応バスタレイド ハロゲンフリータイプ「EFR」
◎RFID用バスタレイド 「BD」  ◎バスタレイド:超高透磁率タイプ(参考出品)

 バスタレイドはノイズを内部に取り込み、シートの磁気損失によって減衰(吸収)させるノイズ抑制シートです。高透磁率タイプ「FK2」は、業界最高レベルの磁気特性(透磁率μ’=100)を実現、高い透磁率により従来の半分ほどの厚みで同等の効果が得られます。高い磁気特性を確保しながら、UL94V−0の難燃性規格を確保しました。薄型で高い効果を発揮するので、小型化の進む機器のEMI対策に有効です。
今回新製品として出品するハロゲンフリータイプの環境対応バスタレイド「EFR」は、RoHS指令適合、ハロゲン・鉛・塩ビフリーで、難燃性でもUL94V−0規格に適合しています。ハロゲンフリーながら、透磁率μ’=60と業界最高水準の高性能です。
   RFID用バスタレイド「BD」は、ICカードやRFIDタグなどの金属の干渉を防止し、通信距離を改善します。
 参考出品の超高透磁率タイプは「FK2」を超える業界最高水準、透磁率μ’=150を実現しました。標準仕様タイプのEKと比べ、約7倍の透磁率=ノイズ吸収性を誇ります。

・メタルコンポジット大電流チョークコイル 「MPC」 ◎「MPLC」シリーズ
◎超低ロス大電流チョーク「MPC−G」シリーズ
 「MPC」シリーズは低ロス大電流対応のメタルモールドタイプパワーインダクターです。新開発の金属ダスト粉末を使用し、低コアロスを実現しました。モールド構造を採用し、巻線占積率を向上させて低直流抵抗にしています。CPU周辺の電源回路に最適です。「MPLC」シリーズは高インダクタンスに対応し、システム系の回路にお使いいただけます。従来のフェライトコアを使ったチョークコイルより小型で高効率にすることができます。
 「MPC−G」シリーズは超低ロス大電流対応です。ロスを抑え発熱を少なくし、電源効率を上げることによって、ノートPCの駆動時間延長に貢献します。

(MPCシリーズ)

                                    
・世界標準(EPC Global Gen2)に準拠したUHF帯RFID関連製品
◎UHF帯小型リーダライタ  ◎コンパクトフラッシュ型UHF帯リーダライタ 
◎UHF帯RFIDゲート
 次世代のRFID標準および国内電波法に準拠したUHF帯RFIDリーダライタです。UHF帯RFIDは通信距離が最大6メートルと長く、広範囲な通信が可能であることから、製造・物流を中心としたサプライチェーンの効率化を実現するものとして注目を集めております。
小型リーダライタは、UHF帯EPC Global Gen2に対応するリーダライタとしては、国内最小クラスを実現しました。(昨年発表した当社品に対して、体積で約1/4)
 コンパクトフラッシュ(CF)型リーダライタは、コンパクトフラッシュの差し込み口を利用する事で、PDAやノートパソコンへの接続が可能です。コンパクトフラッシュタイプでは、国内初の本格的UHF帯EPC Global Gen2仕様対応リーダライタです。また、専用PDAとセットにしたハンディ端末も順次提供していく予定です。
また、UHF帯RFIDゲートはリーダライタを内蔵可能にするとともに物品の通過時のみ電波を送信することで、無駄な電波の送出を防止し他ゲートへの干渉の影響を軽減します。

  
(UHF帯小型リーダライタ)    (コンパクトフラッシュ型リーダライタ)

                                    
以   上